給湯器の号数の選び方について
こんにちは。ガス給湯器・コンロ交換工事専門店のトゥモローリビングです。
本日は給湯器の号数の選び方についてご紹介させていただきます。
給湯器は、お湯を出す能力を『号数』で表します。お湯の出湯量は、号数により異なり、号数の選び方によって、キッチンや浴室シャワーの使い心地に大きく影響します。ご家族構成やライフスタイル、お湯の使い方などから、各ご家庭にあった最適な号数を選びましょう。
➀給湯器の号数とは???
ガス給湯器の号数とは、給湯器の出湯能力を表します。水温+25℃に設定されたお湯が1分間に出る量で号数が決定し、数字が大きいほど給湯能力が高くなります。
- 16号・・・1分間に16リットルのお湯が出せる
- 20号・・・1分間に20リットルのお湯が出せる
- 24号・・・1分間に24リットルのお湯が出せる
お湯を使用する人数や使用環境に対して号数が低いと、シャワーとキッチンで同時にお湯を使うと水圧が著しく下がるなどの問題が起こってしまいます。
②給湯器の号数の選び方
現在お使いの号数でお湯の使い勝手に問題がなければ、同じ号数の給湯器を選ぶことで問題なく使用できます。
=給湯器の号数の確認方法=
給湯器の品番(型式)からご確認いただけます。頭のアルファベットの次の数字が号数となるため、画像の「GT-2052SAWX-2」であれば、20号の給湯器となります。
給湯器リモコンではなく、給湯器本体に貼られているシールの品番(型式)でご確認ください。
=人数別の給湯器号数選びの目安について=
号数の簡単な選び方は、お湯を使用する人数を基準に考えることです。
◎1人暮らしなら同時に複数個所でお湯を使用することは少ないかと思われますので、16号がおすすめです。
◎2人暮らしや3人までなら、2か所で同時給湯ができる20号
◎4人以上のご家族ですとシャワーと台所と洗面所などで同時にお湯を使っても水圧に問題が無い24号
が最適です。
シャワーやキッチンや洗面所などで同時に二か所以上で給湯する際に、水圧が弱くなって使いにくい、お湯が安定して出ない場合には、号数のアップがおすすめです。
反対に、お子様の自立等でお湯の使用人数が減った場合、大きすぎる号数だと能力が無駄になってしまうことがほとんどですので、このような場合は号数の変更を検討してみてください。
③給湯器の号数変更時の注意点
現在設置されている給湯器の湯量に不満があり、交換する給湯器は湯量アップをしたい「号数アップ」、使う人数が減ったので能力を下げたい「号数ダウン」についてご案内いたします。
能力を下げる号数ダウンは、【24号→20号】【20号→16号】【24号→16号】どのケースも変更可能です。
注意しなくてはならない場合は能力を上げる号数アップです。この場合ガスメーターの能力の確認が必要になります。
※ガスメーターの能力について※
【ガスメーター】ってどこにあるの??って思う方も少なくないと思います。
戸建にお住まいの方はご自宅の外周を見てみてください、集合住宅にお住まいの方は玄関横のパイプシャフト扉を開けてみてください。
形状はガス種によっても異なりますが、画像のような白い装置があると思います。この装置が【ガスメーター】です。
ガスメーターも給湯器同様に【号数】があり
一番小さい容量で2.5号、そして順に4号/6号/8号メーターまで種類があります。
当然、数字が上がるごとに使用可能な容量も上がっていきます。
では、それぞれガスメーターの容量から一般的に問題なく使用可能な給湯器号数を確認してみましょう。
《2.5号メーター》……10号のガス給湯器まで使用可能。
《4号メーター》……16号~20号のガス給湯器まで使用可能。
《8号メーター》……24号~32号のガス給湯器まで使用可能。
※注1 エコジョーズを除く。
※2 上記は最大出湯を行った際のガス使用量を目安にしておりますので
使用状況によっては使用可能な場合もございます。
極端な例になりますが、2.5号メーターのご自宅に20号タイプの給湯器を設置して
使用するとメーターがガスの供給を強制停止してしまいます。
次は【自宅のガスメーター号数の確認方法】についてご説明させていただきます。
ガスメーターの号数はメーター本体を見て頂ければすぐに確認可能です。
ほとんどの場合で2桁のアルファベットと1桁の数字で構成されています。
例:NB6 や IB4など
画像はNB4と記載がありますので、4号メーターということになります。
例外として、ガス使用量の少ない【エコジョーズタイプ】の給湯器は
20号から24号へ号数アップをしても使用可能です。
給湯器の号数アップをご希望の場合は、お見積りをご依頼の際に、ガスメーターの写真も添付いただければ、弊社で確認のうえ、ご案内いたしますのでお気軽にご相談ください。
※ガスメーターの交換自体は、ご契約のガス会社で対応しています。その際、費用は発生いたしません。
※水道圧が弱い場合は、号数アップをしても湯量が改善されない場合がございます。
マンションの場合、マンション全体のガス供給量などの関係で、マンションの規約により、号数アップが禁止されていることがあります。そのため、マンションにお住まいで号数アップをご検討の際は、必ず事前に、規約のご確認、または、マンション管理組合・管理人さんへご確認ください。